クルマの魅力をお客様に。
高山さん 整備士17年目
ご経歴・キャリアについて
ただ、クルマが好きだった。
専門学校に通っており、インターンシップにて訪れたのが当社との出会いです。インターンシップでは、たくさんのことを教わり、人の良さに触れた、そんなインターンシップでした。
元々、外車が好きでクルマに携わる仕事がしたいと思っていましたが、外車はリスクがあるなと考え、国産車の方がニーズも多そうだなと思い国産メーカーで探していました。
実際迷ったのはダイハツとトヨタでした。最後まで悩んでいましたが、家族とも相談しトヨタのディーラーを選びました。
様々な価値観
座学では分からない事がたくさんあります。型に嵌ったものは少なく、現場を見て初めて気づくことばかりでした。
お客様はもちろんのこと、一緒に働く同僚や上司でさえ、自分とは違う価値観や様々な考え。働かないと感じない、分からない事だったと思います。
大きな責任と自覚
作業工程ストールに自身の名前が記載されたことが、初めて任された責任のある仕事でした。
教育制度の中、先輩と二人三脚で作業してきましたが、このストールに乗った時、ひとり立ちが出来たタイミングでした。
引き渡しなどで失礼が無いように。トラブル対応もメインに責任をもって対応しないといけないため、大きな責任を感じていました。
自分が与えられた部分については、何とかするしかないと一人のエンジニアとして覚悟を持ったのを覚えています。
ネッツトヨタ長崎について
風土の良さと人の好さ
困ったことがあれば、誰かがすぐ助けてくれるような環境です。自身も家庭を持つようになり、どうしても仕事を調整をしないといけないケースも出てきました。
そのようなときは誰かが快く仕事を受けて持ってくれたり、助けてくれます。また同様に、自身も他の誰かが困っていたら手を差し伸べるようにしています。
自然と助け合いの文化、風土が出来ているのが当社の良さだと思っています。
改善しないといけないといけない点としては、店舗の人数が多くなり過ぎたことでしょうか。人数が増えれば増えるほど、コミュニケーション先が増え、連携が取りづらいなと感じるぐらいです。
先輩に助けられた過去と後輩を助けることが出来るようになった今。
エンジニアとしての業務
点検の業務、一般整備で半分ずつの業務配分になります。私自身は重整備ではなく、1時間程度で完結する軽整備がメインとなります。
対応する台数や売上などを意識しながら業務をしています。営業だけではなく、エンジニアもお客様とコミュニケーションを取っていきます。
お客様が思う理想のカーライフを過ごしてもらうためには、乗り換えや点検などをご提案をしないといけないと考えています。
自分のキャリアとしても中堅となってきましたので、お店の売上、利益も考えつつ、決してお客様の不利益にならないようにバランスを取って業務をしています。
お客様から貰える感謝の気持ち
印象に残っている事としては、店舗で働く人数が少ないところで勤務していた時のことです。エンジニアも直接お客様のところに足を運んで、引き取りに行ったりなどをしていました。「いつもありがとうね。」とお声がけを頂き、お客様からお茶でもどうですかとお誘いを頂いたり、お客様との繋がりや気遣いを感じていました。この経験は、実際にお客様のところに足を運んで、お客様と信頼関係を築いてこないと得れない経験だったと思います。
エンジニアとしての責任
若手時代ですが、新車の部品の取り付けの際、傷つけてしまったり、作業工程上の見落としなどでお客様にご迷惑をお掛けし、お客様から直接お叱りの言葉をいただいたことが何度かありました。その度、なんてことをしてしまったんだと落ち込み、後悔していました。
その際の上司から、「ミスをすることは誰にだってある。挽回する気持ちと行動が大切。」と教えてもらいました。気持ちの切り替えが必要で、”前を向いてやる。”お客様、会社に還元、貢献出来るように技術向上をするしかないと思い日々過ごしています。
助けてもらった過去と助けることが出来るようになった今
年次が上がるに連れて私にも後輩が出来てきました。その後輩を助ける余裕が出来ました。また、先輩方も困るケースがあります。その際、自分が手助けや解決が出来た時には、今まで助けてもらってきた恩を少しでも返せたのかなと思います。若手時代と違うところは、勿論技術力などもありますが、気持ちの余裕が一番の違いかなと思っています。
クルマの歴史を知るからこその提案
クルマはどんどん新しくなっていきます。年次を重ねているからこそ色んなクルマを見てきました。クルマの進化が分かるからこそ、前回はこうでしたが、今回からこのように良くなりましたとお客様に分かりやすく伝えることが出来るのも一つのやりがいではあります。
エンジニアが感じるクルマ業界の未来
クルマ離れに抗う。
世の中的にはクルマ離れと言われています。ただの移動手段として考えられている方も多くなりました。クルマの魅力はただ移動するだけなく、好きな空間で、好きな場所に、好きなタイミングで移動が出来る。たくさんの魅力があるものだと思っています。そのクルマの楽しさを伝えていくことも自分の業務だと思っています。出来る範囲内にはなりますが、興味を持ってもらえるようにひとりひとり向き合っていければと思います。
求職者に向けてのメッセージ
働くって大変。3K【きつい、汚い、危険】と言われていました。そういう気持ちでいると整備士になろうと思わないが、実際は衛生管理をしっかり取り組んでおり、気持ちよく働ける環境です。先輩方もいい方ばかり。
ネガティブな気持ちよりも飛び込んでみてほしい。意外と楽しいなと思う。私はそうでした。
軽い気持ちでクルマが好きだ。その気持ちだけで向いているので、飛び込んで欲しいです。